風水は、本当に当たるのか?
──ぶっちゃけ、風水は本当に当たるのか???
気になるところですよね。
ひと言で風水といっても、現実には様々な風水があります。
代表的な風水をピックアップするだけでも、下記のとおりバラエティに富んでいます。
- 金運の上がるお財布の風水
- 北東や南西を鬼門にする日本の家相風水
- 色の選択で吉凶が変わるカラー風水
- インテリアの選択で吉凶が変わるインテリア風水
- 古代中国から受け継がれてきた古典風水
上記は、相関関係──当たっているとおもえる事例が──がそれなりにあるからこそ、廃れることなく続いているのでしょう。
ですが因果関係──エビデンス──は、まだ証明されていないものが殆どです。
ですので──そもそもの話として「再現性」が不透明という意味でも──風水は術者の力量によって幅があるということを、予め覚悟しておく必要があります。
相関関係・因果関係──参考図書
私が得意なのは古典風水
上記のとおり様々な風水がある中、私の場合は、古代中国から受け継がれてきた古典風水が得意です。
その一方で、お財布の風水だと、わからないこともあります(笑)。
まあ普段の私は、家やオフィスの風水の吉凶は、断易(だんえき)で導き出していますが。
ただし、現地で風水のエネルギーを感じながらアドバイスをする場合も、たまにはあります。
風水奥義「形家長眼法」で当てる
先日は、知人宅に出向く機会がありました。
初訪問だったのですが、到着すると、色々と気になるポイントが目に飛び込んできました。
宅の前には道路を挟んで大きなマンションがそびえ立って「案星阻気(あんせいそき)」、宅の正面は「明堂圧迫(めいどうあっぱく)」、隣りの宅との位置関係は「白虎抬頭(びゃっこたいとう)」と「屋尖殺(おくせんさつ)」、背面はコインパーキングで「玄武空亡(げんぶくうぼう)」──といった具合です。
専門用語になりますが、これを「形家長眼法」(けいかちょうがんほう)といいます。
古典風水の中の、巒頭派風水(らんとうはふうすい)の技法です。
「巒頭」(らんとう=地形をはじめ目視で把握出来る条件および組み合せ)をみて、風水の吉凶をざっくりですが素早く把握する技法です。
玄空飛星派風水(げんくうひせいはふうすい)をはじめとした「理気」(りき)を判断するための座向(ざこう)までは踏み込まないため、この段階では、間取り図はもちろん羅盤(らばん)すら使いません。
巒頭派風水は、何も喋らなければ、風水の吉凶をみていることすらバレませんね(笑)。
その後、出迎えてくれた知人に、尋ねてみました。
「仕事は順調? 健康診断で引っ掛かっている項目はない? 例えば血糖値や血圧とか──」
(デリケートな部分は省略しますが、)色々と図星だったとのこと……。
先に当初の用事を済ませましたが、その後はこの件に関するアドバイスタイムになってしまいました……。
知人は、不思議そうにしていましたね。
家が人を作る
チャーチルは、「人が家を作り、家が人を作る」という言葉を残しました。
かつて香港は英国の統治下にありましたが、チャーチルは香港で風水に出会っていたのでしょうか。
その人の家を観察すると、色々と気付くものです。
風水のノウハウは、漠然と観察しているだけでは気付かないことに、気付かせてくれます。